【商品番号】8019 【商品名】死刑宣告 初版 【製作者】萩原恭次郎 【メーカー】長隆舎書店 【発行年】1925(T14)10.18 【サイズ】A5 【ページ数】190P 【備考】函付(パラフィン付)、並製本(ビニールカバー付)、見返しに直筆コメント入り(宛名書き) 【状態詳細】函:パラフィン剥がれ、角イタミ・破れ。小ヤケ、ワレ、表紙・本文折れ、フチ不揃い・破れ、数ページシミ、P63のページ数が逆さ文字、26-27P綴込み挿入図版のノド小破れ
【最低落札価格】300,000円
【コメント】【萩原恭次郎 「死刑宣告」 】
詩人、萩原恭次郎の処女詩集であると共に、近現代の詩集においても最高峰クラスに位置する作品がこの『死刑宣告』です。 1925年10月18日に発行された初版はポスターや雑誌などに一切広告を出さず発行したのに関わらず、本人の予想以上の売れ行きをみせ、3ヵ月後の1926年2月18日に函の色、挿入図版の差し替えやいくつかレイアウトを変更して再版を刊行しています。 名著刊行会から復刻もされていますが、オリジナルを実際見たことがある方はどれほどいるでしょうか。 1920~30年代はダダイズム、未来派、構成主義、プロレタリア芸術…など、革新的でパワフルな芸術の波がうねりをあげている時代であり、『死刑宣告』にも村山知義や柳瀬正夢、ウラジーミル・タトリンなど同時代のアーティストの図版が挿入されています。 詩集の枠を越えたアート・オブジェといえるのかもしれません。
そしてさらに、今回は、初版と再版をご用意。双方の違いをじっくり比較検討しています。 (本誌には、主な違いと綴込み挿入図版対応の表を掲載しています)
未来の持ち主を希望している方は検討の材料に、現物を見たことがない方は一冊の本のパワーを感じてみてください。
【お詫びと訂正】
本誌284ページに掲載されております目録番号[8019]「死刑宣告 初版」、[8020]「死刑宣告 再版」の画像を逆に掲載しております。
また、比較表「主な違い」の「139P」「151P」の文中の「再版」は、正しくは「初版」となります。
訂正してお詫び申し上げます。
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